五感のスケッチブック

こと・もの・心で感じたことを記事にしていくブログです

長野県須坂市 ― 米子瀧山不動寺・奥の院を訪ねて御朱印をいただく

長野県須坂市の山深く、名瀑「米子大瀑布」のそばに位置するのが「米子瀧山不動寺(よなこりゅうざんふどうじ)」です。地元では「米子のお不動さん」と親しみを込めて呼ばれており、参拝者も見られる地元では有名な所です。厳しい自然の中に佇むこの寺は、古くから信仰を集める霊場であり、修験者が修行を行った場所としても知られています。自然と一体となった荘厳な雰囲気は、訪れる人々の心を深く打つものでした。

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長野県須坂市 ― 米子大瀑布と米子不動尊を訪ねて

長野県須坂市の山間にある「米子大瀑布(よなこだいばくふ)」は、日本の滝百選にも数えられる名瀑です。その迫力ある景観に加え、信仰の対象として親しまれてきた「米子不動尊」が併設され、自然と信仰の両面から多くの人々を惹きつけてきました。今回訪れた体験をもとに、その魅力とアクセス方法、そして準備しておくと便利な持ち物についてご紹介します。

見所

米子大瀑布 ― 2本の滝が織りなす壮大な景観

米子大瀑布は、落差85メートルの「不動滝」と「権現滝」の2本から成り立っています。並んで流れ落ちる姿は圧巻で、轟音を響かせながら霧状の飛沫をあげる様は、まさに自然のエネルギーを体感できる場所です。特に新緑や紅葉の季節には、その美しさが一層際立ち、多くのハイカーや観光客で賑わいます。

滝の正面まで遊歩道が整備されており、近づくと全身に水しぶきを浴びるほどの迫力。マイナスイオンに包まれ、心も身体もリフレッシュされる感覚を味わいました。

不動滝

米子不動尊 ― 信仰と祈りの場

滝に隣接する「米子不動尊」は、不動明王を祀る由緒ある霊場です。古くから修験道の行場として栄え、滝を御神体として祈りが捧げられてきました。苔むした石段を上ると、静謐な空気に包まれた堂宇が姿を現します。

ここでは、滝行を行う修験者の姿を見ることもあるそうで、自然と人々の信仰が融合した独特の雰囲気を感じられます。滝の迫力とあわせて参拝することで、単なる観光以上の「祈りの場」としての深い魅力を実感できました。

                                                                  奥の院

アクセス

米子大瀑布・米子不動尊須坂市の山間部に位置しており、アクセスにはやや注意が必要です。

  • 車利用の場合
    上信越自動車道「須坂長野東I.C.」から約1時間。米子不動尊駐車場まで舗装された山道を走りますが、道幅が狭い区間もあるため注意が必要です。駐車場から滝までは徒歩で約30分。登山道は整備されていますが、急な箇所もあるため歩きやすい靴が必須です。

  • 公共交通機関利用の場合
    長野電鉄「須坂駅」からタクシーで約50分。路線バスはなく、公共交通のみで訪れるのは難しいため、車利用またはレンタカーがおすすめです。

持ち物のポイント

米子大瀑布と米子不動尊を訪れる際には、自然の中を歩くための装備を整えておくと快適に過ごせます。

持ち物 理由
トレッキングシューズ 遊歩道は整備されているが、滑りやすい箇所もあるため
レインウェア 滝のしぶきや突然の雨対策に
飲み物 自動販売機はないため必須
タオル 滝しぶきで濡れたときに便利
カメラ・スマホ 滝や不動尊の撮影用
軽食・行動食 滞在時間が長い場合に役立つ
熊への対策

特に紅葉シーズンは多くの観光客が訪れるため、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。

訪れての感想

米子大瀑布は、自然の力強さを直に感じられる名瀑でした。2本の滝が並び立つ姿は迫力満点で、眺めているだけで心が洗われるような気持ちになりました。そして、そのそばにある米子不動尊は、長い歴史を持つ信仰の場として静かな力を放っていました。

滝と不動尊、両方を巡ることで「自然」と「祈り」が共存する独特の空気を体感できるのは、この場所ならではの魅力だと感じます。観光という枠を超えた体験が得られた旅となりました。

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