上司によく「詰めが甘いなー」と言われます。言葉を深掘りしたくなったので、まとめてみようと思います。
1. 「詰めが甘い」とは
「詰めが甘い」という表現は、物事の途中までは順調に進んでいても、最後の段階でミスや欠陥が見つかることを指します。これは、検索すると次のように定義されています:
物事の途中の段階では万全であったとしても、最後の段階でミスが見つかったり、欠陥が見つかったりすること。
仕事をする際に「結果」が重要だと言われますが、計画を立て、実行し、確認をしていても、最後の部分でミスや成果につながらないようなことが起きると「詰めが甘い」と評価されます。
語源を調べると、将棋の「詰み」から来ているそうです。将棋の「詰み」は身動きが取れない状態であり、敗北を意味します。最後に失敗するというところからこの言い回しが生まれたのです。
2. 「詰めが甘い」と言われる人の特徴
私自身も完璧にできるわけではありませんが、以下のような特徴が「詰めが甘い」と言われる原因となることが多いと感じます。
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詳細な確認不足:計画や作業の最終段階での細部の確認が不十分で、見落としやミスが多い。
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時間管理の甘さ:期限やスケジュールの管理が甘く、結果として納期に間に合わないことが多い。
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段取りの不足:作業の進行や準備が不十分で、予期せぬトラブルに対処できない。
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フィードバックの受け入れ不足:他人からのフィードバックや指摘を十分に受け入れず、同じミスを繰り返す。
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目標設定の不明確さ:達成すべき目標や基準が曖昧で、結果として完成度が低い。
私の場合は特に以下の2つが原因となりやすいです。
- わかったつもりになっている:相手のペースに合わせすぎてしまう。
- WHYやWHATよりもHOWを優先してしまうため、途中で何をしているのか迷うことがある。
3. 「詰めが甘い」と言われないための行動
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詳細な確認を習慣化する:
- 作業の最終段階でチェックリストを作成し、すべての項目を確認する。
- 複数の視点から見直すため、他人にレビューを依頼する。
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時間管理を強化する:
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段取りをしっかり行う:
- 事前に詳細な計画を立て、必要なリソースを確保する。
- トラブルシューティングのための予備プランを用意する。
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フィードバックを積極的に受け入れる:
- 定期的にフィードバックを求める機会を設ける。
- フィードバックを受けた後は、改善策を実行し、その結果を検証する。
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明確な目標設定を行う:
- SMART(具体的、測定可能、達成可能、関連性がある、時間制約のある)目標設定を行う。
- 目標達成のための具体的なアクションプランを立て、それを順次実行する。
つまり、当たり前のことを当たり前にきちんと行うように準備を入念に行いながら、人の力や目を借りて成し遂げることが大切だと思います。
4. 感想
仕事でもプライベートでも「あまり言われたくない言葉ですね」。生活では様々なことが起きますが、2度手間、3度手間は負担になりますし、相手がいれば相手にも迷惑をかけてしまいます。お互いのことを考えると「詰めるところは詰める」という姿勢で前向きに取り組んでいきたいと思います。